超巨大企業と超フリーな人々が織りなす世界

立て続けに日本の大きな会社によるM&Aが報道されている。
この流れは2000年代初頭から続く流れである。
これは日本だけではない。
APPLEなどのアメリカの大企業もそうだし、またTwitterなどの新興企業もM&Aを行っている。
私は、この15年にわたり、この動きはさらに加速すると考えている。


その流れの中で、大企業は今からしても想像もつかないような巨大企業になっていくだろう。
もっと大きい会社同士のM&Aもありうるだろう。
もはやそのような流れの中で、大きな企業が更に大きくなっていくというのは疑いようもない世界の流れである。


しかし、体が大きくなればなるほど、その分手が回せないことも増えてくる。
ある空間中に、球体がある。
その球体の数が少なくなり、大きくなればなるほど、埋められない空間の大きさは大きくなっていく。
ニッチな部分がどんどん大きくなっていく。
その大きさがある程度以上に達するとビジネス化する。
そしてその部分に対して企業が出来、M&Aされ。。。という形になっていくのかもしれない。


しかし、その様な流れの中で、私は「フリーで1人で働く人たちの行動」が非常に気になっている。
その様に巨大企業はM&Aしていくが、それでも柵から抜け出して、1人で活躍していくような人々が多数にそして多様に生まれていくのではないだろうか?


私は、今後の世界に関しては、超大企業と超フリーな人々に2分されてしまうのではなかろうか?と考えている。
その際、本当に"超"が付くようなフリーな人々は数限られる。
私は、「1人で年商1億稼げる時代」になるのではないか?と思っている。
これはすごくワクワクするような事だ。
今まで、売上300万で一人前、1000万で完全プロフェッショナルと考えられていたビジネス界において、1億稼ぐ個人が生まれるのである。


本当に個人で1億稼げるのであれば、間違いなくその人はM&Aされない。
個人としてM&Aされることは決してない。
全て1人で行える空間がそこには存在している。
なぜ1億稼げるような個人が存在しうるかと言えば、それは「生き残る企業数の極端な低下」が挙げられる。
多くの巨大企業は結局、生活に不可欠なプロダクトに回帰するだろう。
その中で、ダンピング競争に巻き込まれ、如何に効率よく、大規模に作り出すかに執心するようになるだろう。
その時がフリーの人々にとって最大のチャンスである。
製品の個性化・多様化については、もはや巨大企業があきらめ手放す時代が来るのである。


その時において初めて時代は「Cool」を求めるだろう。
年商1億を目指すフリーな人々。
ある時点でティッピングするはずだ。
その時、改めて「Free」が「Cool」になるはずだ。
正に、「Freeな時代 ver2.0」の到来ともいえる。