リーダーシップはリーダーのためだけにあるわけではない。

昨今につき、リーダーシップ・リーダーの素質なるものが叫ばれて久しい。
「なぜ日本には、スティーブ・ジョブスウォルト・ディズニーの様なカリスマが生まれないのか?」
「なぜ日本には、TwitterFacebookの様な世界を震撼させる様なサービスが生まれないのか?」
「なぜ、優れたリーダーシップを発揮できる日本人は存在しえないのか?」
などなど、多くの人が口にし耳にしている事である。
確かに、この10年ほどの内閣総理大臣を見るだけでも、リーダーシップに対して失望が広がる理由はよくわかる。


しかし、このリーダーシップとはいったい何なのであろうか?
そもそも、リーダーの素質やリーダーに求められる事とは何なのであろうか?
Wikipediaにおいては以下の様に定められている。
「グループ、集団を代表、指導、統率する存在。」


リーダーはグループや集団を纏め上げるのが仕事である。
では、その纏め上げるためには何をすればいいのだろうか?
方法はたくさんあるだろう。
目標を定める・重要な決定事項を決める・的確なコミュニケーションでチームの団結力を強くするなどなど、挙げればキリがない。
しかし、これらの事は、そもそも「リーダーでなければ出来ない」事なのだろうか?


もし、リーダーがリーダーという肩書を以てして初めて生み出されるものだとしたら、それほど楽なモノはないだろう。
単純に誰でも良い。くじ引きか何かで決めてしまえばいいのだ。
しかし、そういうものでは決してない。
リーダーはリーダーたるからこそリーダーなのである。


リーダーは一日にしてなるものではないし、任命されたからリーダーなのではない。
もし、あなたがリーダーになりたいのであれば、今からリーダーにならなければならない。
「ねだるな、求めよ。されば与えられん」というのはこういう場面で使うべき言葉である。
リーダーであるからリーダーという役職が手に入れられるのである。


つまり、どんな地位であろうと年齢であろうと性別であろうと出自であろうと関係ないのだ。
もしあなたがリーダーになりたいのであれば、今からリーダーになった方が良い。
それの方が圧倒的に早くあなたの望むべき場所に進めるはずだ。


リーダーは時として言葉ではなく行動で周りを圧倒する必要がある。
まずは、机の周りを整理整頓する事から始めよう。