クリエイティビティを発揮するには。

クリエイティビティ。多くの本やブログでその言葉が溢れている。
クリエイティビティを得るためには如何すればいいのか?
クリエイティビティを維持するための方法などなど、本当に溢れかえっている。
気になるなら、検索をかけてみるとすぐにわかる。
本当に途方もない量の情報がヒットする。


さて、多くの人は、そのクリエイティビティは天性のものであると考えているようだ。
私も、少し前はそうだと思っていた。
それは、限られた人にしか手に入らないものなのではないか?と思っていた。


ところが、実はそうではないと言うのが最近の私の心境である。
クリエイティビティは誰もが発揮できるものだ。
多くの本には、それを発揮するためにポジティブシンキングを主張している。
明るくあれ。くよくよするなかれ。
ここに私はキモがあると感じている。


クリエイティビティとは創造性である。新しく何か創ることだ。
新しいことを創造するとなると、当然ついて回るものがある。それが「失敗」である。
これは明らかなことである。何故なら誰もやったことがないのだから。


そう、答えがない道へ進むことがクリエイティビティなのである。それ以外に方法はないのだ。
そして、もう1つ明らかなことがある。
それは、「失敗する方法はわかっているが成功する方法はわかっていない」事である。


ドレだけ分析したり準備を整えたりしても、それは「失敗を回避する方法」であって、「成功を得る方法ではない」のである。
ビジネス本では「これをやれば上手く行く!」という本が溢れかえっている。
その道に進んでしまうことに対して私は強い同情を示す。
もし、「確実に成功する方法」が存在するのであれば、私だってその方法をぜひとも教えて欲しいし、是非とも手に入れたいと思う。


ところがである。
どんな良書を読んでいても必ずわかる事がある。
それが、「失敗する方法はわかっているが成功する方法はわかっていない」ということなのだ。
誰も「成功する方法」など知らないのである。


翻って、クリエイティビティとは新しいものを創造すること・その力であった。
しかし、成功する方法はわかっていないので、多くのそれは失敗にまみれることになるのだ。


よって、それを発揮し続ける方法は1つしかない。
成功するまでやる事である。
「成功するまでやり続けると成功と呼ばれ、途中で諦めると失敗と呼ばれる」とはまさにこの事だったのである。