Twitter等のネット上の匿名発言について。

やはり、よくわからない。
Twitter2chに代表される匿名発言についてである。
私も見ればわかるように完全に匿名である。
現実の情報は何一つ出していない。
もしかしたら、性別や年齢層すら混乱させてしまう可能性があるのかもしれないぐらいだ。
そうした中で、「匿名は卑怯だ」という説がある。
何故なら、匿名はその発言に責任を取る必要がないからである、というのが彼らの主な主張だ。


発言・行動に責任を取るとはどういうことなのだろうか?
実は私は未だにこれがよくわからない。何が言いたいのだろうか?
この発言は「世の中には言って良い事と悪い事があって、お前はそれを匿名と言う隠れ蓑を使って言いたい放題やっているんじゃないか?」という説教に近いものなのだろうと思う。


日本の政治を見ていると、言ってはいけない事・口を滑らせてしまった事に対して「失言」という言葉が用いられ、酷く糾弾される。
何故、糾弾されるのであろうか?
実はこれがよくわからないのだ。
単に、他人のあら探しの一環になっているように私は思える。


翻って、Twitter等のネット上における匿名発言についてである。
実名発言では言えない事が言えるというのは、果たして本当なのだろうか?
意外と私は、匿名だろうが実名だろうがあまり関係なく、そして現実世界でも仮想世界でも同じような振る舞いをしている人が多いように思える。
その様に私は感じているからこそ、この「匿名は無責任である」という主張は、単に説教じみた話になっているのではなかろうかと思う。


その上で、私は匿名ではあるが、私自身の発言には明確に責任を取ろうといつも思っている。
そのとり方は、例えば情報であれは出来る限りしっかりとしたソースを前提に紹介するだろうし、また、そうでなくて主張であれば、その主張に対して質疑があった場合は誠意を持って対処に当たらなければならないと思っている。
この様に、自分の口から発せられた言葉に対しては、実直でありたいと考えている。


匿名であろうと実名であろうと、この様な姿勢は取れるはずである。
そう考えれば、「匿名は無責任である」という主張には価値がないものだという事がわかる。
彼らにとって、「発言に責任を持つ」とはいったいどういうことなのだろうか??